隠れた夜景スポットとして、少し前から話題を集めているのが「工場夜景」です。
夜になると昼間の機械的な景色ががらりと変わり、それは美しい夜景を見せてくれるのです。
2011年から川崎で開催されている「全国工場夜景サミット」において、「日本五大夜景」が選出されました。
今回はその5つをご紹介したいと思います。
①北海道室蘭市 室蘭観光情報サイトおっと!むろらん
室蘭は三方向を海に囲まれており、海にL字型に突き出した半島であるとともに、山で囲まれた地形のため、湾岸に建ち並ぶ工場群を見下ろすスポットが盛りだくさんです。
また北海道でも有数の工業都市であり、自然も豊かで、それらがおりなす夜景はここだけでしか見られない夜景です。
工場群の規模は小さいものの、他の工業地帯とは異なる、見下ろす工場夜景鑑賞を楽しむことができます。
港の入口には、東日本最大の吊り橋「白鳥大橋」が架かり、イルミネーション・ライトアップとともに、製油所や製鐵所、製鋼所、造船所など、港を取り囲む工場群の保安灯が、室蘭の夜を彩ります。
②神奈川県川崎市 川崎観光協会
川崎市の臨海部に広がる京浜工業地帯。
この工場群が織り成す夜景は全国的に注目されており、作業用の明かりだけでなく、プラントから吹き出す水蒸気や炎が一体となって、より一層幻想的な雰囲気を醸し出しています。
「川崎工場夜景バスツアー」が定期運行されており、普段は入ることのできない場所から工場夜景を鑑賞することができます。
特にバスツアーで最後に訪れる浮島町の夜景は必見です。さらに、海上から眺める「工場夜景屋形船クルーズ」も定期運航されており、車窓とは一味違う表情も楽しむことができます。
③三重県四日市市 四日市観光協会
日本で初めての石油化学コンビナート。
工場鑑賞愛好家から「聖地」と呼ばれるほど幻想的な光景を見ることができます。
観賞ポイントも多彩で、上空からの光の絨毯や、海上からは水面に写りこむ幻想的な灯り、陸上からは間近で迫力のある光を楽しめます。
生活エリアと隣接している場所もあるので、生活道路を車で走るとそれだけで最高のドライブになるでしょう。
④福岡県北九州市
九州の玄関口に位置する北九州市。1901年の官営八幡製鐵所の開設以来、日本の近代化に大きな役割を果たしてきた北九州工業地帯には、製鐵所、化学工場などの工場群のすばらしい夜景が広がっています。
新日本三大夜景の皿倉山と工場夜景が鑑賞できるバス&クルーズツアー、老舗料亭のお弁当やビアガーデンなど食とのコラボなどいろいろな楽しみ方をご提案しています。
⑤山口県周南市
周南市は様々な種類の工場が密集しており、臨海部に広がる周南コンビナート群は石油精製、石油化学をはじめ、無機化学、鉄鋼、セメントなどの多彩な基礎素材型産業が集積しています。
ひとつの場所にいながら、角度によって様々な工場夜景を見ることができるスポットです。
工場プラントやクレーン群のイルミネーションを楽しめるクルージングツアーがあります。海からも陸からも、両方の楽しみを満喫できるタクシー&クルーズプランもあるので、贅沢に楽しみたい方にはおすすめです。
非日常の幻想的な工場夜景のとりこになってしまう人が続出しています。
今回ご紹介した以外にも、全国各地で工場夜景を見ることができますよ。
一度、お近くの工場夜景を見に行ってみませんか?
*敬称略
*写真と本文とは関係ありません
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