京都府宇治田原町は日本の緑茶発祥の地ですが、お茶畑が広がる光景がのどかな町に今、女子が殺到しているインスタ映えスポットがあることをご存知ですか?
町を見下ろす高台にある「正寿院」は、小さいながらも歴史のある古刹で、本尊は50年に一度しか御開帳されないという秘仏の十一面観音菩薩です。
夏には、境内に千を超えるたくさんの風鈴が吊られ、涼を感じる夏の風物詩、風鈴まつりが毎年夏に行われることから、風鈴寺ともいわれています。
近年新しくできた客殿にあるハート型の窓がInstagramやSNSを中心に「幸せを呼ぶ窓」として、京都でも一躍注目を集めるスポットとなっています。
このハートの形は猪目(いのめ)と呼ばれる文様で、古来から日本の神社仏閣の様々な部分で用いられてきた模様です。
読んで字の如く猪の目の形がその由来で、魔除けや火除けに効くとされる文様なのです。
正寿院の客殿ある、この猪目をモチーフにした「猪目窓」は、窓から覗く風景の美しさも合わさってとにかくフォトジェニックで、SNS映えすると大人気となりました。
春には客殿から桜が一望でき、秋には紅葉、冬には雪が積もることもあり、四季折々の自然の景色が楽しめます。
この猪の目型をモチーフとした授与品や御朱印も人気を集めています。
また猪目窓のある客殿の天井には、160枚もの天井画もあり、これらは花と日本の風景をテーマとして描かれています。
寝転がって見ると、壮観な天井ですので、ぜひ寝転がって見てみましょう。
静かな境内では、事前に予約をすれば、庭を見ながらのヨガや、写経・写仏の体験も楽しめます。
ハートの窓で大人気の「正寿院」で可愛い写真を撮りに足を運んでみてください。
*敬称略
*写真と本文とは関係ありません
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