「夏も近づく八十八夜…」と歌われていますが、八十八夜は新茶が出回る季節です。
八十八夜とは、立春から数えて88日目にあたる日のことをいい、2021年の八十八夜は5月1日になります。
新茶(一番茶)は、一年かけて大切に育てられ、たっぷりと栄養を蓄えていますので、最も価値の高いお茶になります。
八十八夜に摘まれた新茶を飲むと寿命が延びる、一年間無病息災で過ごせる、などと縁起物としても重宝されます。
さて、日本一のお茶所、静岡県には、豊好園という、眼下に雲海が広がる絶景の茶畑があるのです。
豊好園は、静岡県清水市の両河内にある茶農家で、富士山と駿河湾が望める標高350mの急斜面にあり、まさに「天空の茶畑」です。
この茶畑の真ん中にはデッキが置かれていて、この大パノラマの中でお茶をいただくことができるのです。
山の斜面にせり出すように作られた茶の間は、柵もガラスも何もなく、辺り一面の急斜面に広がる茶畑を見下ろすことができる大パノラマになっていて、息を呑むほどの素晴らしい眺めになっています。
豊好園は全国でも珍しく、20種類以上の多品種のお茶を栽培しています。
そして、こちらでは、「お茶飲んで、畑見て、工場見学」の頭文字を取り、「おはこツアー」という「雲海を望む茶畑&天空の茶の間ツアー」を催しています。
このツアーでは、天空の茶の間で豊好園の栽培するお茶の飲み比べや茶畑、茶工場の見学などをすることができます。
ただし、こちらのツアーは一見さんのみでは参加できないという、園主のこだわりのつまった、ちょっと変わったツアーになっています。
詳しくは豊好園のホームページをご確認ください。
*敬称略
*写真と本文とは関係ありません
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