子どもの頃、友達と近所の木を登って遊んだ経験はありませんか?
そんな木登りを進化させた「ツリーイング」が、新しい森のアクティビティとして、注目を集めています。
ツリーイングとは、自然に生えている木を使って楽しむアクティビティで、Tree+ingの+ingには、3つの意味が込められています。
木に登る~Climbing………安全で楽しい木登りの技術を伝えます。
木から学ぶ~Learning………木と人との関わりを学びます。
お互いに共有する~Sharing……自然とのつながりを感じます。
木に登るだけではなく、木から学び、感じたことを共有しあい、木や森を大切にして、地球に共に生きる仲間としての体験を深めます。
ツリーイングは、背の高い木の太い枝にロープをかけて、ツリーハーネスと呼ばれる安全帯を体に装着し、ブレイクス・ヒッチと呼ばれるロープの結び目を利用して登ります。
木を登るためのロープが体を支えるためのロープの結び目を通ると、逆戻りしない仕組みになっており、結び目と脚の位置が近くなるので、ここで足を立ち上がるように伸ばすことで、さらに高い位置へ移動して登る仕組みになっています。
ロープは枝の間から輪っかのように結ばれ、パイプの中を通しているので、木々にダメージを与えることがなく、自然にも優しいアクティビティです。
木を登るに連れて景色が変わっていき、目の前を野鳥が飛び交ったり、眼下に川や森の木々を見渡したり、都会ではめったにできない経験をすることができます。
自分の力で登って樹上にたどり着くことで、達成会や開放感を味わうことができ、木の上から鳥の目線で森の世界を望めるなんて、感動的ですね。
全国の各地でツリーイングを行っている団体がありますので、参考までにいくつかご紹介しますね。
私たちの住む地球の森を大切にする気持ちを育むアクティビティでもありますので、くれぐれも木を痛めたり傷つけたりしないよう、ルールをきちんと守って参加してください。
*敬称略
*写真と本文とは関係ありません
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