上野から札幌まで乗り換えなしで直結で運行していた、寝台特急列車「カシオペア」。
1988年から運行が開始され、全客室が個室という高額な寝台列車にもかかわらず、発売開始とともに完売してしまう人気の高い列車で、列車好きなら一度は乗ってみたい憧れでしたが、2015年北海道新幹線の誕生に合わせて定期運行を終了しました。
その後は、団体列車として、たびたび活用されていましたが、今回「東北デスティネーションキャンペーン」の目玉企画として、特別に運行することになりました。
「東北デスティネーションキャンペーン」とは、JR東日本が東北6県の自治体や観光業者と協力し、東日本大震災から節目の10年を過ぎた東北を全国にPRするという大型企画です。
東北6県の観光コンテンツを、「花」「自然・絶景」「歴史・文化」「酒・食」「温泉」「復興」という6つのテーマごとに分けて、東北観光を楽しめるようにしています。
このキャンペーンの中で、カシオペアは主に上野駅を出発し、東北各地をめぐるツアー専用列車として、100本以上走る予定です。
銀色のボディにカラフルなストライプが入ったスタイリッシュな客車、全室A室寝台という憧れの寝台列車に、再び乗車することができますよ。
車窓から東北各地の美しい光景を眺めながら過ごす時間は本当に贅沢ですね。
現役で走っている頃に乗る機会のなかった方は、ぜひこのキャンペーンを利用して、寝台列車カシオペアで思い出に残る優雅な列車旅をしてみてはいかがでしょうか。
*敬称略
*写真と本文とは関係ありません
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