SNSでフォトジェニックスポットとして人気に火が付いた、通称「モネの池」。
地元では「名もなき池」と呼ばれるこの池は、岐阜県関市根道神社の境内にあります。
信じられないほどの透き通る水に咲く睡蓮の花と、優雅に池を泳ぐ錦鯉の姿が、印象派の画家クロード・モネの「睡蓮」という作品のように美しいことから、「モネの池」と呼ばれるようになりました。
この池はもともとは貯水池だったのですが、近くのお花屋さんが手入れをして睡蓮を植えて、地元の人が鯉を持ち込んだところ、現在のようになったとのことです。
通常、ほとんどの池は、水に含まれる栄養分に微生物や藻が発生するため、濁って見えてしまうのですが、この池は根道神社の前にある湧き水が水源なので、栄養分が少なく濁りにくいのです。
モネの池の最も美しい季節は睡蓮の咲き始める初夏で、ピークは7~9月になります。
夏はモネの池に入ってくる湧き水の量が増え、透明度が高くなるので、さらに美しい池を観ることができます。
おすすめの時間帯は睡蓮の花が開花する午前中です。
睡蓮は朝、つぼみを開き始め、11時ごろに花を咲かせますので、花の咲いた睡蓮の写真を撮りたいなら、午前中に行きましょう。
モネの池を観た後は、ぜひ周辺のアジサイ園や根道神社にも立ち寄ることをおすすめします。
根道神社は、子宝・延命長寿・縁結びなどのご利益で有名で、鳥居をくぐって石段を登ってから現れる狛犬の足元には、なんと子どもの狛犬がいるんですよ。
これは全国でも非常に珍しいそうです。
今年の夏は、ぜひモネの池の世界観を体験しに行ってみてください。
*敬称略
*写真と本文とは関係ありません
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