奥能登の冬の風物詩として知られている「波の花」。
季節風が強く打ち付ける日本海の海岸線にみられるもので、岩に打ち寄せた波が白い泡となって雪のように舞い、
海岸をメレンゲのように覆います。
これは海中に漂う植物性プランクトンに含まれる粘液が海の波にもまれて、石鹸状の泡となるとされています。
海が汚れるとこの波の花は生まれません。
最初は美しい白色ですが、時間が経つにつれて黄色になります。
波の花に出会うには、風速13m/s以上の強風、波の高さは4m以上、気温は0℃以下で時間は早朝がベスト、といくつかの条件が重ならなければなりません。
白いふわふわした波の花が空を飛び、辺り一面真っ白になる光景は幻想的で美しく思えますが、服などに付くと黄色い染みになり取れなくなるので、観光する際にはあまり近寄らないなどの注意が必要です。
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*敬称略
*写真と本文とは関係ありません
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