房総半島の中心を走るレトロで可愛い「いすみ鉄道」をご存知ですか?
いすみ鉄道は、国鉄特定地方交通線だった木原線を引き継いだ鉄道路線で、沿線自治体などが出資する第三セクターの鉄道です。
絶景の房総半島の真ん中を走る「いすみ鉄道」は、都心から約1時間半の千葉県大原駅から上総中野駅までの約27kmを運行しています。
列車はほとんどが1両で走る趣のあるローカル線で、房総半島を列車で横断することも出来ます。
元々は地元市民の生活の足として活躍してきたいすみ鉄道は、今大きな変化の波に乗り、「観光鉄道」としての要素も兼ね備え、日々このいすみ市や大多喜町を走り続けています。
ダイヤも1時間に1本程度であり、スピードも並行して走る道路の自動車よりも遅い速度で、のどかな風景に溶け込むかのようにのんびりと里山を走っています。
「撮り鉄」や「乗り鉄」など、多くの鉄道ファンが訪れ、いすみ鉄道の沿線では、カメラを片手に鉄道と里山の風景を撮っているというような光景は、今では日常茶飯事となっています。
毎年3月中旬~4月上旬には、菜の花の黄色い絨毯の中を走るいすみ鉄道に乗りに、多くの観光客が訪れます。
時間に追われて疲れた人々にとって、のどかな景観の中を、のんびり走るいすみ鉄道に揺られて過ごすと、非日常的な時間の流れを感じて、心身ともにリラックスできることでしょう。
四季折々にさまざまなイベントも行われていますので、ぜひいすみ鉄道の公式ホームページをご確認ください。
*敬称略
*写真と本文とは関係ありません
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