島根県の南西に位置する津和野町は、山陰の小京都と呼ばれ、古くから続く城下町です。
千本の鳥居からなるトンネルが幻想的な「太鼓谷稲荷神社」をはじめ、石畳と古い建築物が情緒あふれる街並みをつくっている「殿町通り」など、見どころが盛りだくさんです。
太鼓谷稲成神社は日本五大稲荷の一つで、城山の麓から中腹にかけて約1000本の朱塗りの鳥居が立ち並びます。
普通は「稲荷」と書くのですが、全国でも珍しく「稲成」と書き、その理由は「願望成就」のためだそうです。
日本伝統の壁塗り様式である「なまこ壁」や白い土塀など、江戸時代の風情を感じさせる建物が残っている殿町通りは、城下町時代の古いたたずまいを残すとても魅力的な場所です。
藩校養老館跡、郡庁跡、津和野藩家老多胡家表門、カトリック教会などたくさんの歴史を感じさせる建物が集中しています。
通りに沿って流れる掘割には、白壁や並木の緑が映り込み、赤、白、金、黒など、300~500匹の色とりどりの鯉が泳いでいて、本当にきれいです。
津和野駅はSLの終着駅にもなっており、毎年3月~11月と年末年始などに「山口駅」~「津和野駅」間で「SLやまぐち号」を運行しており、多くの観光客を魅了しています。
また、津和野には天然温泉が湧き出ている温泉施設が2つあり、「道の駅 津和野温泉 なごみの里」内にある「あさぎりの湯」は、津和野の山々を眺めながら入浴を楽しめるのが魅力です。
もうひとつの「津和野温泉宿わた屋」は、展望露天風呂が人気の温泉宿。満天の星空を見上げながらゆったりと湯浴みを満喫できます。
歴史ある美しし街並みを眺めながら、ほっこり街歩きはいかがでしょうか。
*敬称略
*写真と本文とは関係ありません
この記事へのコメントはありません。