四国最南端の地・足摺岬にある、南国情緒あふれる温泉地「足摺温泉郷」は、岬の突端には白亜の足摺岬灯台がそびえ、およそ80mに渡って続く断崖絶壁に黒潮が押し寄せては砕け散る様を一望できる立地にあります。
開湯の歴史はおよそ1200年前まで遡り、弘法大師が金剛福寺を建立した際、谷川より湧き出ていた湯に浸かって疲れを癒したのがはじまりといわれています。
その後も人々の疲労を和らげ、怪我の治療のためにこの温泉を利用したと伝えられています。
足摺温泉郷のある足摺半島は三方を海で囲まれていて、街灯や民家の灯りが少ないので、四季を通してスターウォッチングに最適な場所です。
特に空気の澄んだ冬は、降るようなたくさんの星や流れ星、天の川などが見られる確率も高いです。
宿泊施設によっては宿泊者限定でスターウォッチングの無料体験プログラムを行っていて、ホテルのスタッフが足摺岬展望台まで案内し、夜空の星を眺めながら星や星座、足摺岬灯台について解説してくれます。
足摺岬は眼前に太平洋の大パノラマが広がり、さえぎるものが何もないため、晴れた日の夜には満天の星が夜空を彩り、その輝きは手が届きそうなほどです。
また各温泉施設は、オーシャンビューの宿が多いのが特徴で、海と自然が織りなす開放的な眺望を心ゆくまで愉しめます。
岬付近には、初日の出のメッカとして人気の八十八カ所巡礼の第38番礼所金剛福寺などの名所があり、多くの人々の心を惹き付けています。
土佐の雄大な自然が生み出した絶景を望みながらゆっくりと湯に浸かり、心洗われるような安らぎの時間を満喫してください。
*敬称略
*写真と本文とは関係ありません
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