「雨ニモマケズ、風邪ニモマケズ…」で有名な宮沢賢治の生まれ故郷、岩手県花巻市。
賢治の作品にも登場する景勝・釜淵の滝も近い台川沿いには「台温泉」と「花巻温泉」があります。
上流にある台温泉は、今から1200年も前の平安時代、征夷大将軍坂上田村麻呂が発見したと伝わる温泉で、南部藩主も訪れた地です。
こぢんまりとした旅館が建ち並び、古き良き温泉街をいまに伝えています。
台川沿いに約15軒の湯宿が寄り添い建ち並ぶさまは昔ながらの温泉街で、今も十数か所から源泉が湧き出ています。
この台温泉の引湯から始まり、今や東北を代表する温泉リゾートとなったのが花巻温泉です。
現在は桜や松の並木が整備され、賢治が設計した日時計花壇のあるローズガーデンを隣接する北東北随一の温泉リゾート地となっています。
現在は連絡通路でつながる3軒の大型ホテルが建ち、広大な敷地の中には5,000坪の広さをもつ花巻温泉バラ園もあります。
花巻温泉の泉質は、低張性弱アルカリ性高温泉で、刺激が少なく、透明・無味無臭、湯あたりしづらく、美肌効果があると言われています。
*敬称略
*写真と本文とは関係ありません
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