宮崎県高千穂峡は、その昔、阿蘇山火山活動により流れ出た溶岩が浸食してできた峡谷で、独特の渓谷美で知られる国の名勝・天然記念物になっています。
全長約1.7kmの渓谷で、幾何学的な岩の造形と、エメラルドグリーンの水面が生み出す光景は、九州を代表する神秘的光景のひとつです。
日本の滝百選にも選ばれた真名井の滝は、、約17mの高さから水面に落ちる様は高千穂峡を象徴する風景です。
そして、ここには、古事記・日本書紀に記された「天孫降臨」の舞台がこの一帯といわれ、神話にまつわるスピリチュアルスポットがたくさん存在しているのです。
日本の滝百選にも選ばれた真名井の滝は、約17mの高さから水面に落ちる様は高千穂峡を象徴する風景で、天孫降臨の際、この地に水がなかったので、 天村雲命(アメノムラクモノミコト)が水種を移した「天真名井」から湧き出る水が水源の滝と伝えられています。
高千穂峡は断崖がそそり立つ渓谷と真名井の滝を手こぎボートが有名ですが、真内の滝周辺は、垂直に切り立った岩壁「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」に囲まれていて、川幅も狭くなっています。
この深く狭い渓谷に太陽が差し込むのは、季節により変化します。
お昼に近い時間帯になると、暗緑色だった水面が陽の光によって鮮やかなグリーンに変化し、素晴らしい景色です。
真名井の滝の反対側の、大きな「えぐれ」を下から見ると、岩の模様がすごい迫力で、おすすめの撮影スポットです。
高千穂峡のライトアップは日本夜景遺産(ライトアップ部門)にも認定されており、年間を通じて行われていますが、特に夏の時期は竹灯籠も並んで更に幻想的な雰囲気です。
毎日午後10時まで行っておりますので、高千穂神社で行われる『高千穂神楽』の後に楽しむこともできますよ。
*敬称略
*写真と本文とは関係ありません
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