日本有数の名湯を数多く有し、温泉のメッカとして人気の高い秋田県。
その中でも玉川温泉は、「日本一の湧出量」と「日本一の強酸性」を誇る日本各地から温泉不安が訪れる秘湯です。
秋田県北東部の仙北市に位置する玉川温泉は、本州最北端の国立公園「十和田八幡平国立公園」の中にあり、泥火山・焼山の海抜約740mに位置します。
その歴史は古く、延宝8(1680)年に噴泉を発見、硫黄を採取したことが始まりとされています。
1か所から毎分9,000リットルもの温泉が湧出し、pH1.2と日本一の強酸性の温泉水98℃の日本有数の湯治宿です。
焼山山麓に足を踏み入れると、硫黄臭に包まれ、岩肌に小さな露天風呂が点在するのが見えます。
また温泉地周辺には地熱を持つ岩場がいくつもあり、あちこちで源泉が湧き出ている様子を歩いて見学することができます。
岩盤から発する地熱によって「天然の岩盤浴」を体験することもできます。
地盤には微量のラジウムや豊富なマイナスイオンなどが含まれていて、新陳代謝の促進や鎮痛に効果が期待できるといわれています。
玉川温泉の泉質は、硫黄臭と微量のラジウム放射線が含まれている非常に特徴がある泉質になります。
湯温は加水ではなく「熱交換槽」を使って手作業で適温に管理しているそうで、丁寧に管理されています。
色透明なお湯はじんわりと温かく、ピリピリとした感じを体感できます。
強酸性のお湯なので、3~5分浸かる程度で殺菌作用や免疫力の向上が期待できるそうですよ。
肌の弱い人は炎症を起こす危険性もあるので、直接温泉のお湯で顔を洗ったり、湯につかっている時に体をこすったりしてはいけません。
蒸気に含まれる微量の硫化水素ガスの吸入により、気道の繊毛を刺激し、粘膜の再生を促進させて、気管支炎や風邪、喘息などに効果があります。
浴場内の「蒸気湯」「箱蒸し湯」の利用のほか、源泉付近の散策や岩盤の利用により蒸気吸入の効果が得られます。
日本有数の湯治宿で、効能溢れる癒しの温泉を体験しにいきませんか。
*敬称略
*写真と本文とは関係ありません
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