高知県には愛媛県を源流とする、美しく青い清流「仁淀川」が流れています。
愛媛県から高知県の7市町村を跨いで太平洋へと流れ込む仁淀川は、流路延長124km、流域面積1560平方kmの清流で、吉野川、四万十川と並び四国三大河川の1つに数えられます。
日本全国の水質ランキングで1位を獲得した水晶のような水の透明度、インクを注いだかのような青すぎる絶景がメディアでも話題になりました。
その素晴らしく美しい水の色を、地元の方が「仁淀ブルー」と呼び始めました。
渓谷をぬって流れる清らかな支流や山あいの原生林など、さまざまな自然の営みから生まれる奇跡のブルーは、透明度が高く色鮮やかです。
その吸い込まれそうな独特の青色には、見る者を一瞬にして虜にしてしまう力があります。
仁淀川の上流にあたる、西日本最高峰、愛媛県の霊峰石鎚山のふもと近くにある、面河渓には、ここが日本とは思えないような幻想的なブルーの楽園が広がっています。
渓谷沿いの遊歩道を歩いていると、川底の岩の色が白いせいか、そのブルーの色は際立って見え、まるで輝いているかのようです。
光の当たる角度や水の深さ川底の岩の色によって様々に色を変え、見る人の目を楽しませてくれます。
また、高知県いの町にある「にこ淵」は仁淀川の上流部にあたり、そのとても神秘的な滝つぼは、信じられないくらいの水の青さで、まさに青の絶景!
今までは高知県の「川」といえば、「四万十川」でしたが、美しさや青さでは「仁淀川」が勝るとも劣りません。
メディアで大きく取り上げられ、その青く美しい絶景を観るために仁淀川を訪れる観光客も増加中です。
今年の夏は、ぜひ仁淀川へ足を運んでみて下さい。
*敬称略
*写真と本文とは関係ありません
この記事へのコメントはありません。