伊豆下田の街並みと下田港を一望する小高い丘にある下田公園。
公園の敷地は約33ヘクタールと東京ドーム7個分という広さ!
その広大な敷地を埋め尽くすように、約15万株300万輪のあじさいが咲き、斜面を多い尽くす風景は訪れた人を圧倒します。
この株数はなんと日本一!
「カシワバアジサイ」「ウズアジサイ」「アナベル」など、品種も100種以上と多彩なあじさいを見ることができます。
開花期の遊歩道は、延々とあじさいの花に彩られ、圧巻そのもの。
特にあじさい群生ポイントでは、周囲を360度あじさいで囲まれるほど咲いており、青やピンク、白などまるで万華鏡の中を歩いているような、美しいグラデーションを楽しむことができます。
園内の遊歩道を一巡りするには、1時間~1時間半ほどかかりますが、常時無料開放されているので、早朝の人が少ない時に来て静かに散策することもできます。
毎年6月1日~30日までは「あじさい祭り」が開催され、県内外から多くの観光客でにぎわいます。
あじさい祭り開催中は、毎日開国広場で賑わいの露店街が開催され、地場産品やあじさいの鉢植えの販売、ご当地料理の飲食店などが並びます。
もともと下田公園は、小田原攻めをする秀吉軍に対し、後北条家が伊豆の奥の抑えとして天正16年(1588年)に下田城を築城したもので、現在は「下田城址」として残されています。
歴史の流れを感じながら、下田城の主郭があった天守台跡まで登ると、一面あじさいのじゅうたんと、下田市街を見下ろす絶景に出会えるでしょう。
また、下田港は金目鯛の水揚げ量が日本一です。
あじさいを見に行ったあとは、おいしい金目鯛を食べに行かれてみてはいかがでしょうか。
あじさいの開花状況は下記ホームページで更新されていますので、参考にしてお出かけください。
*敬称略
*写真と本文とは関係ありません
この記事へのコメントはありません。